リフォーム前に知っておきたい6つのこと

リフォームでできること

出典:令和3年度版 住宅リフォームガイドブック

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自宅を清潔な空間に
ウイルス感染症の流行もあって、自宅を清潔で安心できる場所にしたいのですが…。
外の汚れを持ち込まないようにするなど、リフォームで室内の衛生性を高めることができます。
ウイルス感染症の予防をはじめとした、衛生面に関する意識が日々高まっています。外出時だけでなく、自宅で過ごすときも対策や配慮が必要です。そのためには、住まいも清潔な空間であることが大切。
今、日常生活に取り入れたい、住まいの衛生面に関するポイントや工夫についてご紹介します。
こうして解決!

室内に汚れを持ち込まない

外部からのウイルスやほこり、花粉などは、室内に持ち込まない工夫が大切です。そのために、まず玄関スペースを見直しましょう。
玄関の近くに手洗い場があれば、帰宅後すぐに手洗いやうがいができます。また、収納やクロゼットを設けて、上着やアウトドア用品などの置き場にすることも効果的です。間取りの変更をする際は、洗面所や浴室などの水まわりを玄関の近くに配置することも考えられます。

玄関近くに手洗器をしつらえることで、汚れやウイルス等の室内への持ち込みを抑えられます。

室内の換気性能を高める
室内の換気性能を高めるには、新築住宅で義務化されている24時間換気システムの設置という方法もあります。換気扇や給排気口を設置する際は、住宅の気密性や環境などを考慮して計画しましょう。また、安全性を保ちつつ通風性を高められる機能のあるドアや窓への交換も有効です。
機能性建材で接触部位を衛生的に
家族が頻繁に触れるドアノブ、取っ手、手すりなどのほか、フローリングや壁紙、化粧板などに抗ウイルス機能を持つ建材等を採用することで、室内の衛生面が向上します。長い時間を過ごす室内を清潔で安心できる空間にするために、新しい建材等の利用も検討したいものです。
接触機会を減らす工夫
家族が利用することの多い設備機器などを「非接触」にすることも室内環境を清潔に保つことに役立ちます。センサーにより、手をかざすだけで水が出る自動水栓や自動洗浄便器、自動消灯する照明器具などがあります。また、宅配ボックスの新設も、対面での接触機会を減らし安全性の向上につながります。

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